知っておくべき手形割引のメリット

手形割引は、売掛金を回収して資金繰りを改善するために便利な仕組みです。

この仕組みには、大きく分けて2つのメリットがあるため、利用するにあたっては、それぞれの内容をしっかりと理解しておかなければなりません。

まず一つ目のメリットは、手形期日を待たずに早期に現金化を行うことができるという点です。

一般的に手形は決済までの期間(支払いサイト)が長いものが多く、場合によっては3か月から4カ月ほど待たなければならないケースも少なくありません。

それまでは、受取人は手形を現金化することができないのです。

しかしながら、待っている間も月々の支払いなどは必要になるため、資金繰りが上手くいかなければせっかく支払期日に入金の見込みがあるにもかかわらず、その前に運転資金が枯渇してしまいかねません。

手形の割引制度を利用すれば、資金繰りに窮するリスクを低減し、必要なタイミングで資金調達ができるようになるのです。

また、二つ目のメリットとして、審査が通りやすいという点も見逃せません。

一般的に金融機関でお金を借りる場合には、融資を受ける会社の事業や財務の状況が審査されることになります。

これに対し、手形割引の場合は、受取人ではなく手形振出人の信用力に重点を置いて審査が行われるため、自社の業績が振るわなかったとしても審査に通りやすいのです。

そのため、他の融資手段が利用できない場合であっても、手形割引を利用すれば資金を調達できる可能性があるのです。